本格的に資産形成を始めて数ヶ月経ったころ、80万円ほどのまとまった資金がありました。
このお金をどうやって投資するかで、私はしばらく迷いました。
投資の世界ではよく言われます。
「投資は早く始めた方がいい」
理論的には、一括投資の方が期待値が高いと言われています。
でも私はこの経験から、「理論的な正解よりも、自分が続けられる正解の方が大切だ」と思うようになりました。
長期投資であればあるほど、早く市場にお金を入れた方が有利になる可能性が高い。
そのことは私も理解していました。
でも、当時の私は80万円を一度に投資する勇気がありませんでした。
それでも「理論的には一括投資がいい」という考えも捨てきれず、最終的に私は次のような投資方法を選びました。
1週目に50万円。
2〜4週目は毎週10万円ずつ投資する。
つまり、1ヶ月かけて段階的に投資する方法です。
ところが、その1ヶ月はずっと下げ相場でした。
それまで少しあった含み益は消え、含み損へと転落しました。
当時の私にとっては、けっこう大きな含み損に感じられました。
正直、ショックでした。
でも、その経験から私はひとつのことを学びました。
「迷って決めた選択が外れたとき、人は強く後悔する」ということです。
迷いが生む後悔
当時の私は、次のような選択肢で迷っていました。
- 今すぐ一括投資する
- 毎週20万円ずつ投資する
- 1〜3週目に10万円ずつ、4週目に50万円投資する
- 1週目に50万円、2〜4週目に10万円ずつ投資する
もし最初からルールが決まっていたら、迷うことはありませんでした。
でも、複数の選択肢の中から自分で決めた結果、
うまくいかなかったときにこう思ってしまいました。
「なんで別の方法にしなかったんだろう」
もし選択肢がなければ、そもそも迷うこともなかったし、後悔も生まれなかったはずです。
この経験から私は思いました。
投資では、その場の判断に頼らない方がいい。
先にルールを決めておく
それ以来、私は投資のルールを決めました。
- 相場を見て判断しない
- その場の感情で売買しない
相場が上がっていても、下がっていても、やることは変えない。
私は長期投資をしているので、短期的な値動きに合わせて判断する必要はないと考えています。
むしろ、その場の感情で売買することの方が危険です。
株式市場には世界中のプロがいます。
一般の個人投資家が、その人たちと同じ土俵で戦って勝てるとは思っていません。
だからこそ、私にできるのは
一貫性を守ること
これだけです。
理論的な正解と、人間の感情
ここで私が学んだもうひとつのことがあります。
それは
理論的な正解が、必ずしも自分にとっての正解ではない
ということです。
数字だけ見れば、一括投資が合理的なのかもしれません。
でも、人間には感情があります。
不安になったり、怖くなったりします。
もしその方法を選ぶことで
- 不安になる
- 落ち着かない
- 相場が気になって仕方ない
そんな状態になるのであれば、それは自分にとって合理的とは言えないと思うのです。
大切なのは、数字の合理性ではなく
感情的な合理性
つまり、その方法を続けていても不安にならないかどうかです。
庶民の投資家がやるべきこと
私のような普通の投資家にとって大切なのは、
臨機応変な売買ではありません。
重要なのは
一貫性のある長期投資
です。
インデックス投資の長期運用は、理論的にも再現性が高いと言われています。
実際、多くのプロの運用成績は、長期のインデックス投資に勝てていないというデータもあります。
だから私は、特別な判断をするよりも
同じ航路を守り続けること
の方が大切だと考えています。
理論より、続けられること
投資の世界には「正解」と言われる方法があります。
でも、私たちはロボットではありません。
感情を持った人間です。
数字として正しくても、不安で続けられない方法は、
自分にとっての正解とは言えないと思います。
だから私は、理論的な正解よりも
自分が続けられる正解
を大切にしています。
長く続けることができれば、結果はあとからついてくる。
今はそう考えています。
