「やりたいことがわからない。」
そんなふうに感じたことはないでしょうか。
このまま今の仕事を続けていていいのか。
自分は本当は何をしたいのか。
もっと自分らしい人生があるのではないか。
そう考えたことがある人は、決して少なくないと思います。
ですが、ここでひとつ言えることがあります。
やりたいことがわからないのは、あなただけではありません。
むしろ、多くの人が同じことで悩んでいます。
そして実は、この悩みにはある共通した理由があります。
なぜ「やりたいこと」がわからないのか
私たちは、子どもの頃からずっと「正しい人生」を教えられてきました。
- 良い学校に行く
- 良い会社に入る
- 安定した仕事に就く
- 真面目に働く
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ですが、その中で私たちはいつの間にか、
「世の中の正解」を基準に人生を考えるようになります。
さらに今は、SNSやインターネットでたくさんの「成功している人」を見る時代です。
- 好きなことを仕事にしている人
- 自由に生きているように見える人
- 大きな成果を出している人
そういう人たちを見ると、こう思ってしまうことがあります。
「それに比べて、自分には何もない。」
でも本当は、そこに大きな落とし穴があります。
本当の問題は「やりたいこと」ではない
多くの人は「やりたいことがないこと」が問題だと思っています。
ですが、実はそうではないのかもしれません。
本当の問題は、もっと別のところにあります。
それは、
自分の人生を生きている実感がないこと。
誰かの価値観。
世の中の常識。
周りから期待される生き方。
そういったものを基準に人生を考えていると、
自分の本当の気持ちがだんだんわからなくなっていきます。
すると、ある日ふとこう思うのです。
「自分は、本当は何がしたいんだろう。」
自分の人生を生きるのは、思っているより難しい
「自分の人生を生きる」
言葉にすると、とても簡単に聞こえます。
ですが、実際にはこれがとても難しい。
なぜなら私たちは、長い時間をかけて
「正しい生き方」を身につけてきたからです。
- こうするのが普通
- こうするのが正しい
- こうしておけば安心
そういう考え方の中で生きていると、
自分の気持ちよりも、正解を選ぶことに慣れてしまいます。
その結果、
- 安定しているけれど、どこか満たされない
- 大きな不満はないけれど、何か物足りない
- このままでいいのか、時々不安になる
そんな感覚を持つことがあります。
迷っている人は、むしろ自然です
もし今、
「やりたいことがわからない」
「自分の人生がよくわからない」
そう感じているなら、それは決して悪いことではありません。
むしろ、それはとても自然なことだと思います。
なぜなら、その疑問は
自分の人生をちゃんと考え始めた人だけが持つものだからです。
何も疑問を持たず、ただ流れのままに生きていれば、
そもそもそんなことを考える必要はありません。
ですが、どこかで立ち止まり、
「自分はどう生きたいんだろう」
と考え始めたとき、人は迷うものです。
いきなり「やりたいこと」を見つけなくていい
よく「やりたいことを見つけよう」と言われます。
ですが、それをいきなり見つけるのは簡単ではありません。
むしろ、無理に探そうとすると
余計にわからなくなってしまうこともあります。
だから私は、まずこんなことから始めてもいいと思っています。
小さな違和感に気づくこと。
- なんとなく好きなこと
- 少し興味があること
- 逆に、どうしても嫌だと感じること
そういう小さな感覚を大切にしていく。
それだけでも、少しずつ
「自分」というものが見えてくることがあります。
やりたいことがわからない人へ
やりたいことがわからない。
それは、人生に失敗しているわけではありません。
むしろそれは、
「自分の人生とは何か」を考え始めたサインなのかもしれません。
自分の人生を生きることは、
思っているよりもずっと難しいものです。
だからこそ、迷うのは自然なことです。
もし今、答えが見つからなくても大丈夫です。
焦らなくてもいい。
少しずつ、自分の気持ちを見つめながら、
自分なりの人生を作っていけばいいのだと思います。
