ふるさと納税は、毎年続けていました。
ワンストップ特例で住民税を下げながら、日常的に使う食料品を返礼品として受け取る。そのループが定着していたので、特に問題はないと思っていました。
でも実は、何年も損をしていたのです。
ふるさと納税 寄付限度額の更新忘れに気づく
きっかけは、妻の何気ない一言でした。
「今年どれくらいふるさと納税を活用できるか、シミュレーションしてみる」
それを聞いて、はっと気づきました。
自分は、何年もシミュレーションをしていなかったのです。
数年前に一度計算した限度額を、そのまま使い続けていました。
寄付限度額は、毎年変わる
ふるさと納税の寄付限度額は、固定ではありません。
収入によって変わりますし、家族構成の変化、保険料などの各種控除によっても変動します。
つまり、去年と今年で同じとは限らないのです。
昇進して収入が増えていれば限度額は上がりますし、逆のケースもあります。
私の場合、数年前の限度額のまま寄付していたので、本来使えたはずの枠を、ずっと余らせていたことになります。
大きな損ではない。でも悔しかった
正直に書くと、これで一気に何万円も損をしていたわけではありません。
差額としては、そこまで大きな金額ではないのです。
でも、資産形成や節税を意識している身としては、結構悔しい出来事でした。
やろうと思えば簡単にできたことを、気づかずに何年も放置していたわけですから。
しかも、自分で気づいたのではなく、妻の一言でたまたま気づいただけです。
あの会話がなければ、今も同じ金額で寄付し続けていたかもしれません。
なぜ、秋に寄付限度額を確認するのか
この経験から、毎年秋のうちに一度シミュレーションをすることにしました。
理由は3つあります。
1、年収の見通しが立つからです。
秋になれば、その年の収入がほぼ見えてきます。春や夏の段階では、残業代や賞与の変動が読めないので、シミュレーションの精度が落ちます。
2、枠の残りと注文忘れを確認できるからです。
限度額が分かれば、今年あといくら寄付できるかが見えてきます。そもそも今年まだ注文していない、という取りこぼしも防げます。
3、返礼品の選択肢が多いからです。
12月は駆け込み需要で、人気の返礼品が一気になくなる可能性があります。秋のうちなら選べる幅が広く、発送時期も調整しやすい。
年末に慌てないためにも、秋のうちに一度立ち止まっておくのがおすすめです。
寄付限度額シミュレーションのやり方
ふるさと納税のポータルサイトには、たいてい寄付限度額シミュレーターが用意されています。
必要な情報は、年収の見込み、家族構成、各種控除の額などです。
給与明細や、前年の源泉徴収票が手元にあれば、おおよその数字はすぐに入力できます。
詳細シミュレーションと簡易シミュレーションがありますが、まずは簡易版で十分だと思います。
数分で終わる作業です。それを何年もやっていなかったのが、我ながら情けないところです。
寄付限度額ギリギリは、攻めない
ひとつ、私の方針があります。
シミュレーションで出た金額より、1万円弱ほど下げた金額までに留めることです。
理由は2つあります。
まず、キリよく使い切れる返礼品があるとは限らないからです。あと3,000円分の枠が残っていても、ちょうどいい返礼品が見つからないことはよくあります。
もうひとつは、シミュレーションはあくまで予想だからです。年末の収入が想定とずれる可能性もあります。
寄付限度額を超えた分は、ただの自己負担になります。
なので、ざっくり余裕を持たせておく。それくらいの付き合い方がちょうどいいと思っています。
私が毎年選んでいる ふるさと納税の返礼品
私が優先しているのは、無洗米の一択です。
資産形成を意識している人にとっては定番だと思いますが、理由はシンプルで、確実に消費する日常の必需品だからです。
ここで買わなくても、どのみちスーパーで買うものです。だったら、ふるさと納税の枠で手に入れた方が家計は助かります。
何年か前は、1万円の寄付で無洗米が15キロほどもらえていました。そのころは米以外の返礼品にも枠を回せていましたが、今は米だけで枠を使い切る形になっています。わが家で毎年もらっている無洗米はこれです。
もうひとつ、おすすめしたいのが骨取り済みの冷凍鮭です。
朝食の焼き鮭としても、夕飯の料理の具材としても使えるので、手軽に魚が食べられます。
小さめにランダムカットされているものを選べば、朝は目玉焼きと一緒にフライパンで焼くだけで済みます。これがとにかく楽で、しかも美味しい。
今でも妻の申し込み分では、この冷凍鮭を続けています。わが家で毎年もらっている冷凍鮭はこれです。これホント美味しいので全世界にオススメしたい(笑)
ふるさと納税の返礼品の「条件」は、毎年変わる
ここで注意したいことがあります。
今ある返礼品が、来月も同じ条件であるとは限らないということです。
先ほど書いた米の例のように、還元率は変わります。悪くなることもあれば、良くなることもあります。
だからこそ、去年と同じものを同じ金額で頼めばいい、という思い込みは危険です。
限度額だけでなく、返礼品の条件も毎年変わる。この前提で確認した方がいいと思っています。
米は、出荷日の確認が必須
もうひとつ、米を選ぶときの注意点です。
出荷日や発送時期は、必ず確認してください。
1週間以内に発送されるものもあれば、何月発送と指定されているものもあります。これは自治体ごと、返礼品ごとに異なります。
必要なときに頼んでも、どれくらいで届くかは商品によって全く違うのです。
我が家のように米をストックとして運用している場合、ここを見落とすと家にお米がない期間が発生しかねません。
ふるさと納税で「ワンストップ特例」を使うなら、5自治体以内
私はワンストップ特例申請を使えるようにしています。理由は単純で、申請が楽だからです。
そのために、寄付する自治体は5つ以内に収めています。
ワンストップ特例は、寄付先が5自治体以内であることが条件です。6自治体以上になると、確定申告が必要になります。
ここも、秋の段階で「あと何自治体に寄付できるか」を意識しておくと、年末に慌てずに済みます。
確定申告をすると、ワンストップ特例申請は無効になる
最後に、見落としやすい注意点です。
確定申告をすると、ワンストップ特例の申請は無効になります。
副業分の申告、医療費控除、住宅ローン控除の1年目など、確定申告が必要になるケースはあります。
その場合は、ふるさと納税分も一緒に確定申告しなければなりません。
ワンストップ特例の書類を出したから大丈夫、と思っていると、控除が受けられないことになります。
逆に言えば、確定申告の予定がないのであれば、ワンストップ特例で完結できます。
まとめ
私は数年前の限度額のまま寄付を続けていて、本来使えたはずの枠を余らせていました。しかも、自分で気づいたわけではなく、妻の一言でたまたま気づいただけです。
だから今は、毎年秋に一度シミュレーションをすることにしています。
◆秋に確認すべき理由3つ
・年収の見通しが立つ時期であること。
・枠の残りと注文忘れを確認できること。
・返礼品の選択肢がまだ多いこと。
限度額ギリギリは攻めず、1万円弱ほど余裕を持たせる。返礼品は確実に消費する日常の必需品を選ぶ。発送時期は必ず確認する。
どれも難しいことではありません。
ただ、やらなければ気づかないまま損をし続けます。
年末まであと数か月というこの時期に、一度シミュレーションをしてみてください。

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