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スマホは人生を変えられる、良い方にも悪い方にも|情報の民主化という光と影

スマホを手に取る男性 人生
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もしスマホがなかったら、今の私はいません。

資産形成の知識も、マネーリテラシーも、こうしてブログを書いていることも、すべてスマホがきっかけでした。

でも同時に、こうも思っています。

スマホは、人生を悪い方向にも運んでしまうツールだと。

昔は、身の回りが世界の全てだった

スマホがなかった頃を思い出してみてください。

何かを知りたいと思ったら、本を手に入れて読み込むか、自宅や施設でパソコンを起動して、根気よく調べる必要がありました。

思い立ってから答えを得るまでの道のりが、とにかく長かったのです。

だから、気軽な気持ちで調べようとは思いませんでした。

その結果どうなるか。

身の回りで起こることが、世界の全てになります。

目の届く範囲の環境の中で生活する以外に、選択肢がなかったのです。

スマホが変えたのは、情報量ではなく距離

スマホがもたらしたものは、情報の量が増えたことではありません。

情報にたどり着くまでの距離が、限りなくゼロに近づいたことです。

気になったことを、いつでもどこでも調べられる。最近ではAIを使えば、すぐに答えが返ってくる。

この「摩擦の少なさ」が決定的でした。

私自身、自分にない考え方や生き方、仕事や健康のこと、そして正しい資産形成について、そのきっかけはすべてスマホでした。

情報は本から得ることも多いのですが、そもそもスマホで気軽に情報に触れる下地がなければ、本を読むという行為にすらつながっていなかったと思います。

情報の民主化とは、非対称性が崩れたこと

では、スマホによって何が民主化されたのか。

私は、それまでお金持ちや業界内部でしか得られなかった情報が、誰にでも手に入るようになったことだと考えています。

特に大きいのは、お金に関する分野です。

銀行、保険、投資、不動産、税金。

これらの業界には、長らく強烈な情報の非対称性がありました。売る側が圧倒的に多くを知っていて、買う側は何も知らないという構造です。

その非対称性を前提に、行動経済学に裏打ちされた広告や営業トークが設計されてきました。

誤解しないでほしいのですが、これは個々の営業担当者が悪い、という話ではありません。彼らは与えられた仕事をしているだけです。

問題なのは、知らない側が不利になる構造そのものです。

もし全ての顧客が、販売員と同じだけの知識を持っていたらどうなるか。おそらく成り立たなくなる商品やサービスは、決して少なくないはずです。

投資の世界でも同じことが言えます。

資産形成に向いている理論的な正解は、すでに確立されています。それにもかかわらず、一般の人の資産形成には向いていない商品が世の中にはあふれています。

なぜなら、そうした商品の方が、売る側は儲かるからです。

こうした構造を、スマホ一つで知ることができるようになった。

これが、情報の民主化がもたらした最大の変化だと思っています。

でもスマホは、入り口であり手段でしかない

ここまで読むと、スマホさえあれば人生は良くなる、という話に聞こえるかもしれません。

でも、そうではありません。

スマホは、あくまで入り口であり、手段でしかないからです。

そこでどんな情報を得るのかは、その人次第です。

同じ端末を持っていても、たどり着く場所はまったく違います。

同じスマホが、人を逆方向にも運ぶ

実際、スマホは人生を悪い方向にも導きます。

SNSを開き続けて時間を溶かし、企業とインフルエンサーの養分になってしまう。

「自己投資」という耳あたりの良い言葉に乗せられて、中身のない高額な情報商材を買わされてしまう。

どちらも、スマホがあったからこそ起きた不幸です。

情報の非対称性を利用する側にとって、スマホは顧客に一瞬でリーチできる、これ以上ない便利な道具でもあるのです。

同じツールが、ある人を資産形成へ導き、ある人を搾取の対象にする。

スマホとは、そういうものだと思っています。

分岐を決めるのは、意志ではなく知識と運

では、その分岐点は何で決まるのでしょうか。

私は、知識と運だと思っています。

まず、知識です。

何も知識がなければ、ネット上の情報の良し悪しを取捨選択できません。そもそも、何が自分に必要な情報なのかすら、わからないのです。

だからこそ、ある程度の知識や教養、そして自分なりの考えを持つしかありません。

ただし、正直に言えば、そこに到達できるかどうかには運も絡みます。

最初に触れた情報が、たまたま良質なものだったのか。それとも、たまたま自分に合わない情報だったのか。

私がある程度の取捨選択をできるようになったのも、運が良かった部分は否定できません。

意志が強かったから正しい情報にたどり着けた、とは思っていません。

微力はゼロではない

では、運任せでいいのか。

そうは思いたくありません。

昔の私のように、運悪く自分に合わない情報をもとに行動してしまい、うまくいかない人もいると思います。

だから私は、自分で色々な媒体で調べて、自分で実践して、これは一定の人には役に立つのではないかと思える考え方を、こうして発信しています。

最近読んだ本に、こんな言葉がありました。

「人は決して無力なのではない、微力なだけである。」

ゼロに何をかけてもゼロのままですが、微力はゼロではありません。

積み重ねたり、掛け合わせたりすることで、大きな力になる可能性があります。

もしこの記事が、悩んでいる誰かに届いて、少しでも一助になれたなら本望です。

まとめ

スマホは、情報にたどり着くまでの距離をゼロに近づけました。

その結果、これまで一部の人しか持っていなかった情報が、誰の手にも届くようになりました。

でもスマホは、入り口であり手段でしかありません。

同じ端末が、ある人を資産形成へ導き、ある人を搾取の対象にします。

その分岐を決めるのは、意志の強さではなく、知識と、そして運です。

だからこそ、少しずつでも知識を持つこと。

それが、スマホという強力なツールを、自分の味方につけるための唯一の方法だと思っています。

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